小宝島の温泉へ
十島村営の高速艇「ななしま」は、名瀬⇔宝島を２往復して午後３時過ぎ、宝島に着いた。

台風１５号の影響で、フェリーとしまが当日間に合わなかったので、急遽「ななしま」に変更。
４０人の応募者も２０数人に減少、せっかくの取り組みも自然の力には脱帽せざるを得ないのである。

とにかく、今回のツアーの目玉は温泉に入れること。
宝島から小宝島へ船に乗って温泉に浸かりに行けるなんて、最高のプレゼンです。
















案内してくださったのは、小宝島で塩づくりしている小林さんの娘さんです。
宝島の牧口さんの娘さん優花さんと同じ中学３年生ですが、来年は高校に行くので離れ離れに。
優花さんは名瀬の高校を希望しているが、彼女は鹿児島を希望しているようだ。

それにしても奇岩がニョキニョキと立っている。
周囲４キロ弱の隆起さんご礁の島で、
高台もテーブルのように頂上が平なのがおもしろかった。

ともかく早く温泉に行かないと、帰りの船が間に合わない。
海には潮目というのがあるので陸地のように簡単に予定を変更することができないんだそうである。

着いたのが遅かったんだから帰りも３０分ぐらい遅くしたらいいのでは・・・、
と言ってみたが、きっぱり断られた。
なるほどね～そういうことかと納得させられたのである。

トカラの島々は大海原の中の孤島の連なりである。
他島に依存できないという意識をもたないと、
島の生活は維持できないのではないだろうか。

つくづく、名瀬は都会だなあ～と思ったことでした。

今回は台風のせいでいろいろ予定が狂ってしまった。
予定では午後１時ころ出発して小宝島でゆっくりするはずだったのに、
結局みんな時計をみながら駆け足の小宝島見学であった。