昔ながらの民芸品ティルは、今頃作る人が少なくなって、
そのうち消えてしまうんではないかしらと危惧することのひとつですね。


先日「ティルはありませんか」という若い方がいらっしゃいました。

あいにく売り物はないけど、備品としてならありますよ、
といってウチにあるのをお見せしました。

もう15年ぐらい前のものです。（一番下）


そしたら昨日、その方が

「見つかりました」

といって新しいティルを見せに来てくれました。

この形。

蔓で編んだ脚。

ヒモ通しの編み込み。

シュロで編んだ背負いヒモ。


など、誰かが伝統民芸品と
して引き継いでくれたらいいのにね。

彼は古仁屋に住んでいるＩターン者さんです。

「きっとこの仕事を引き継ぐのは誰でもないあなたかもよ」